入退室管理・顔認証・指紋認証・静脈認証
世界トップ水準の品質と実績
米軍基地や海外の日本領事館等機密施設に導入
KJTECH&KJTECH japanはOEM出荷を含め
世界50カ国80万台出荷の世界品質
KJTECH&KJTECH japanの製品は
ISO27001(ISMS認証)情報セキュリティに対応可能

JAPAN&KOREA technology

総合セキュリティソリューションをリードする世界最高技術静脈認証99.99%
顔認証99.99%
指紋認証99.99999%

特許・ISO関係 KJTECH本社取得米国特許

KJTECH&KJTECH japanは、高い技術力と高度なアルゴリズムを採用した製品やシステムで、さまざまなセキュリティ課題の解決に取り組んでいます。生体認証を用いたKJTECH&KJTECH japanの顔認証や指紋認証は、超高速のアルゴリズムで、1秒未満のスピードで認証できる高品質なリーダーです。顔認証や指紋認証、カード認証などを用いる入退室管理システムの導入は、正確かつ迅速に人の流れを把握でき、勤怠管理の効率化が実現します。高度な情報セキュリティで防犯性も高まり、鍵の管理の手間や紛失といったリスクを解決できます。世界50か国で利用されるKJTECH&KJTECH japan製品の導入実績はOEM出荷を含め80万台以上、日本向けプロジェクトにおいて培った技術で、国内でも積極的に導入が進んでいます。

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BIOMETRIC

生体認証顔認証・指紋認証・虹彩認証・静脈認証

生体認証(顔認証・指紋認証・虹彩認証・静脈認証)はバイオメトリクスとも呼ばれ、他人と区別できる個人の身体の特徴を使って、入退室管理システムの鍵を解錠する認証技術です。顔認証とは、あらかじめ登録しておいたデータとカメラで読み取った顔が同じと判断されれば解錠されます。指紋認証は、スマートフォンやパソコンにも導入されており、親指や人差し指などをタッチして照合する認証方法です。静脈認証は、赤外線によって指先や手のひらの静脈パターンを読み取る生体認証です。虹彩認証とは、黒目(瞳孔)の周囲にある虹彩に刻まれたシワのパターンから本人確認する方法です。顔認証・指紋認証・虹彩認証は従来と異なり物理的な鍵を持ち歩く必要がないため、出し入れの手間がありません。よって必然的に鍵の紛失や返却忘れなどのトラブルが減り、新たな鍵作成の必要がないため経済的です。個人の身体のデータは他人が盗んだりコピーしたりするのも困難であるため、生体認証(顔認証・指紋認証・虹彩認証)のデータでなりすまして不正解錠される危険は極めて低くなっています。生体認証(顔認証・指紋認証・虹彩認証)で取り扱うデータは生涯大きく変わることのないデータであるため、ごく限られた権限の人間のみ設定変更できるようにするなど厳格な管理が必要です。KJTECH japanは、経営及び管理支援の効果につながる最先端の情報セキュリティシステムを構築しています。

BIOMETRIC
FACE

顔認証

顔認証は、認証機器に搭載されたカメラに顔を映した際に、映した顔と登録された顔が同一人物のものであるかを照合する技術です。顔の大きさや、目や口、鼻といったパーツが登録画像のデータと一致すれば解錠され、一致しなければエラーとなり解錠できません。自分の顔を鍵として利用できるため、他人による複製や盗難のリスクがない防犯性の高い生体認証です。事前に認証機器に顔のデータを登録しておけば、認証のたびにカードや物理鍵を持ち運んだり、鞄から取り出したりする手間を省けます。暗証番号と異なり暗記したり、番号を打つ際に周囲に人がいないかを注意したりするストレスもありません。顔を映すのみという手軽さから、子どもを抱えた方や荷物で手がふさがった方でも迅速に認証できます。顔認証はカメラ以外に特殊な認証機器が不要な点や非接触で認証できる安心感から、不特定多数が来店する店舗や施設などで広く導入されています。顔認証は、人の出入りを把握する入退室管理システムとの相性も高く、金融機関での本人確認手続きや空港のゲート、医療機関やオフィスのなど幅広い場で活用されています。複数人の顔を同時に読み取れる顔認証では、入室権限がないにも関わらず後ろについて不正に扉を通過する、共連れを防げます。認証と同時に体温測定が可能な顔認証や、マスクを着用したまま認証できるマスクモードを搭載した顔認証も存在します。近年は、立ち止まらずにカメラの前を通過するのみで認証できるウォークスルー顔認証の技術も開発されています。顔認証には、顔の情報を平面として読み取る2D認証と、立体的に読み取る3D認証があります。2D認証はビジュアル方式とも呼ばれ、3D認証はIR方式とも呼ばれます。顔の大きさや目や鼻などのパーツの位置関係を登録データと照らし合わせるのが2D認証で、赤外線センサーにより顔を読み取るのが3D認証です。赤外線センサーを用いる3D認証は、平面情報としてとらえる2D認証のように髪型やメイク、照明によって認証精度が左右されません。顔のデータを立体的にとらえるため、骨格の違いによる顔の凸凹までを読み取れます。近年の防犯性の高い顔認証では偽物の画像を使った不正解錠も困難なため、入退室管理システムに導入することで正確な人数把握が可能なり、高い情報セキュリティを実現できます。


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FINGERPRINT

指紋認証

指紋認証は人間の指にある指紋を利用した生体認証で、スマートフォンやパソコンなどにも導入されている技術です。指紋は人それぞれ異なるパターンを持ちます。指紋は隆線と呼ばれる盛り上がった部分からなり、隆線の切れ目や枝分かれ部分に違いが加わることで、三角州や袋小路などさまざまな模様が形成されます。指紋認証で行われる主な読み取り方式は、汗の性質を利用した静電容量方式です。静電容量方式の指紋センサーは、スマートフォンのホームボタンなどに搭載されています。指は常にかすかな汗をかいています。指紋センサーは電気を通す汗の特性に反応し、指紋の特徴を抽出します。指の汗に含まれる電解質の量が指紋内の凹凸に応じて変化し、センサーがその差を読み取ります。センサーの電極を使用して指紋内の電気量の差をデータとして登録し、指紋に一致する特徴点が複数あれば認証が成功します。複数の特徴点の間を横切る隆線の数をリレーションと呼び、リレーションの情報を使用することでより高い精度の指紋認証が可能です。指紋認証の仕組みには、光学式や超音波式があります。光学式は指紋に当てた光の反射を利用して認証する仕組みで、画面に触れて認証できるスマートフォンなどに搭載されている認証方法です。超音波式は、超音波の反射から得られるデータを利用します。超音波は皮膚の内部まで通れ、血流の読み取りが可能であるため、指に汚れや水気があっても本人確認ができる高精度な認証方法です。利便性の高さから入退室管理システムで多く活用されている指紋認証ですが、さらにセキュリティを向上させるためには、複数の指の登録や、暗証番号などと併用した運用があげられます。KJTECH&KJTECH japanの指紋認証とほかの認証方法と組み合わせて入退室管理システムを運用すると、容易に二重認証が実現できます。


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IRIS

虹彩認証

虹彩認証は、瞳の虹彩で本人確認をする認証技術です。人間の瞳の白目部分は強膜、黒目の中心部は瞳孔と呼ばれます。アイリスとも呼ばれる虹彩は、瞳孔周辺にあるドーナツ状の部分で、個人で異なる見た目をしています。目は、瞳孔の開き具合によって網膜に入る光量を調整する仕組みです。虹彩には虹彩筋と呼ばれる筋肉があり、瞳孔の開閉調整によりシワ状のパターンが刻まれます。虹彩認証は個人の虹彩コードを作成し、赤外線カメラの撮影で一致を照合する仕組みです。方法としては、赤外線カメラで虹彩を撮影し、まつ毛や瞳孔などを除いた虹彩部分のみを特定します。次に、特殊な計算式で画像をドーナツ形から長方形にし、縦と横に細かく分けた数値で個人の虹彩コードを作成します。入退室を虹彩認証で行う場合、個人の虹彩コードをデータ上の虹彩コードと照らし合わせ、一致した際のみ扉の解錠が可能です。虹彩認証は個人特定率が高く、1度登録すれば長期間使える認証方法です。複数ある生体認証のなかでも虹彩認証は、他人を誤って本人と認証してしまうFAR(他人受入率)が最も低くなっています。虹彩のパターンは、満2歳以降は変わらないため、成長の度に登録し直す手間がありません。虹彩のパターンは同一人物でも左右の目で異なり、一卵性双生児でも異なるため、なりすましを防止します。充血は白目の強膜で発生し、虹彩に影響しないため、充血や結膜炎でも虹彩認証は利用可能ですが、目の手術や怪我で虹彩部分の状態が変わると読みとれない場合があります。亡くなった人の目は、身体中の筋肉が弛緩し、虹彩の筋肉が緩むことで瞳孔が開くため、虹彩認証に利用できません。虹彩認証は赤外線の照射による撮影で、夜間や暗い場所でも撮影できますが、眼鏡の反射位置やサングラスの透過率、太陽光の映り込み具合によっては、エラーになる可能性があります。虹彩認証はテンキーのようにパスワードを覚える必要がなく、非接触で認証できます。医療機関や食品工場などのように手袋やマスク、防護服などをつけていても、目元さえ出ていれば非接触で利用可能です。眼鏡やコンタクト、防塵ゴーグルも透明であれば認証できるため、入退室のたびに外す手間がありません。カラーコンタクトの装着は、虹彩を覆い隠すため、認証は困難です。虹彩認証は、ICカードやパスワードのような認証方法と異なり、複製や盗難が非常に困難な安全性の高い技術です。よってオフィスの出入口や金融機関のATM、国際空港の入国審査、国民IDなどで導入されています。KJTECH&KJTECH japanのセキュリティシステムと虹彩認証を連動させると、情報漏洩事故の防止や入退室管理の効率化が実現します。

ACCESS CONTROL SYSTEM

入退室管理システム

入退室管理システムとは、部屋の出入口に設置された認証機器により人の出入りを記録・管理するシステムです。KJ TECH japanでは、入退室管理システムをもとにセキュリティ分野のアプリケーションシステムを統合管理できる、セキュリティ分野のSIシステム設計・構築を行なっています。暗証番号、ICカード、指紋認証や顔認証といった生体認証の認証機器を用いて、解錠や施錠の履歴から入退室を把握します。これらの方法を入退室管理システムに組み込み認証すると、客観的かつ正確に人の流れを確認できます。入退室管理システムでは、施解錠にあわせて自動で入退室が記録されるため、物理的な鍵を使った場合に起こりがちな台帳への記入ミスや不正申告の恐れがありません。リアルタイムで複数の部屋の入室状況を把握することも可能なため、警備員を各扉に配置するよりも低コストで建物の安全性を維持できます。勤怠管理システムやエレベーター、火災報知設備、警備システムなど連動可能なシステムも豊富なため、入退室管理システムとの組み合わせにより建物の防犯性や利便性をより高められます。KJTECH&KJTECH japanは、施設や従業員のセキュリティ業務の自動化、情報漏洩が防げる最先端システムを構築しています。

ACCESS CONTROL SYSTEM
INFORMATION SECURITY

ISO27001(ISMS)情報セキュリティ

ISO 27001とは、情報セキュリティマネジメントシステム (Information Security Management System, ISMS) を構築・運用するための国際的な規格のひとつです。ISMSを取得する理由として、重要情報の保護が重要な役割を果たします。入退室管理や企業戦略といった情報セキュリティのリスクを特定し、それらに対して適切なセキュリティ対策を講じることができるため、情報漏洩やサイバー攻撃などのリスクが軽減されます。なかでも入退室管理システムは、重要なセキュリティ対策のひとつとして扱われます。顔認証や指紋認証といった個人を判別し認証する機器と組み合わせることで、各部屋のアクセスを制御し、物理的かつ情報セキュリティを確保します。ISMS認証の取得は、企業に対する信頼性の向上につながるといえます。KJ TECH JAPANが開発・販売している製品は、ISMSに準拠したセキュリティソリューションを提供している、世界トップクラスの情報セキュリティシステムです。

GLOBALANTIPASSBACK

グローバルアンチパスバック

グローバルアンチパスバック(global anti pass back)は、共連れ対策として入退室管理システムに備わるアンチパスバック機能を、より大規模にしたシステムです。共連れとは、本来は認証した人しか通れない室内または室外へ、前の人に続いて不正に通過する事態を指します。部外者が内部の人に気づかれないように共連れで入室する場合や、内部の人の協力により侵入するケース、カード忘れなどで入室させてしまう場合があります。アンチパスバック(anti pass back)は特定の扉で入室記録がなければ退室が許可されない機能で、入室よりも退室時により強い制限を設けることで、共連れで入った不審者が外に出ることを防止する役割を果たします。侵入した者を外に出さないことで機密情報や機器の持ち出し、金品の盗難などを防ぎます。大型の公共施設や事業規模の大きな企業では、入退室管理システムと連動したエリア内に出入口が多数あります。グローバルアンチパスバック(global anti pass back)は、特定の扉で運用するアンチパスバック(anti pass back)に対し、同じグループに属する範囲であれば別々の扉でアンチパスバック(anti pass back)を運用できるシステムです。複数の出入口をひとつのグループとして設定することで、入室した扉とは別の扉から退出してもエラーにならずに退出できます。入退室管理システムでグローバルアンチパスバック(global anti pass back)を導入すると、施設内の通常の人の流れを妨げずに共連れの対策が可能です。グローバルアンチパスバック(global anti pass back)の導入方法には、ソフトウェア型とハードウェア型があり、ソフトウェア型ではコンピューターシステムと連携して履歴を確認できます。ハードウェア型は扉の近くに取り付けた認証機器に履歴を保存し、USBなどで取り出したデータをパソコンで閲覧することで入退室履歴を管理できます。KJ TECH japanは、防犯カメラや警備システムとの連動、セキュリティゲートの使用など総合的なセキュリティシステムの構築が可能です。

PRODUCT

製品情報

KJTECH&KJTECH japanは、防犯性に優れた指紋認証や顔認証の製品を数多く販売しております。指紋認証リーダーの認証速度は世界最速の0.1秒です。指の向きや状態を気にせずにすばやくロックを解除でき、成長に合わせて指紋の状態を自動で学習するアルゴリズムも用いられているため安心して利用できます。KJTECH&KJTECH japan製品の指紋の登録可能数は最大5万個、認証履歴の保存は最大50万件です。指の表皮より奥に存在する真皮まで認証できるMSIセンサーの利用で、汚れや濡れのある指でも確実に認証できます。ほかにも、ICカードやバーコード、QRコード認証に対応した製品や、小型で軽量の指紋スキャナーも取り揃えております。顔認証リーダーは、マスクをしたままでも1秒以下で認証が可能です。製品によっては同時に5人まで認証できるため、共連れによる不正侵入者を逃しません。温度センサーが搭載されている製品では、入退室と同時に体調不良者を迅速に発見できます。

CANPANY

会社案内

KJTECH japanが販売サポートしている製品は、韓国のセキュリティ企業KJTECHとKJTECH japanの日本向けプロジェクトで培った技術の結晶です。安全性の高さが評価されているKJTECHとKJTECH japan製品は、日本国内の上場企業様等の入退室管理や韓国の大統領官邸、国会議事堂、アメリカ・イギリス・ギリシャの政府機関・ドバイの施設など世界中の重要施設で利用されており、世界50カ国80万台以上の納入実績があります。KJTECとKJTECH japanではハイクオリティなアルゴリズムにもとづいた生体認証端末の開発や、アクセス制御システムの構築を行っています。カードや生体認証、HID製品による入退室管理システムの構築に加え、勤怠管理システムや飲料水管理システム、車両管理システム事業で企業などの活動をサポートしています。さらに映像監視システム、対テロ防止システム、侵入検知システムといったセキュリティシステムのほか、セキュリティゲート(フラッパーゲート)や自動ドアへの認証機の構築も行っています。

CANPANY
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WORK

導入事例

KJTECH&KJTECH japanの製品は、世界50カ国で広く使われています。日本国内でもオフィス、保育園、会員制ジムなど幅広い導入事例があります。たとえばオフィスでは、社員証のIDカードをKJTECH&KJTECH japanの指紋認証リーダーに変えることで鍵やカードの紛失トラブルがなくなり、認証スピードの向上に成功した事例があります。KJTECH&KJTECH japanの生体認証リーダーは入退室管理システムや勤怠管理システムにも使えるため、タイムカードの廃止や給料計算の効率化にも貢献しています。保育園への顔認証リーダーの導入では、子どもの送迎時にインターホンで名前を確認していた保育士の負担が軽減され、保護者による鍵の締め忘れも防止できるようになりました。24時間営業の会員制ジムでは、指紋認証リーダーに変更したことで受付を無人化でき、人件費削減や業務の効率化が実現しました。このように、KJTECH&KJTECH japanの製品はさまざまなシーンでセキュリティ向上や業務効率化に貢献しています。

COLUMN

コラム

信頼性に優れたアクセス管理で高いセキュリティを実現する静脈認証

現代の企業運営では、アクセス管理は単なる物理的な入退室の制御にとどまらず、組織全体のセキュリティを強化するうえで非常に重要な役割を果たしています。アクセス管理を適切に実施することで、情報漏洩や不正アクセスのリスクを軽減し、企業資産や機密情報の保護が可能となります。とくに静脈認証を活用したアクセス管理は、セキュリティインシデントの予防と迅速な対応が可能となり、企業の安全性が大幅に向上します。
 
◎セキュリティ対策におけるアクセス管理の重要性
物理的セキュリティと情報セキュリティは、企業の信頼性を高め、継続的な成長を支える基盤です。なかでも、オフィスにおけるアクセス管理は、企業資産の保護や従業員の安全確保に直結しており、組織運営に欠かせないセキュリティ対策のひとつです。近年では、アクセス管理の不備によるトラブルが相次いで報告されており、企業にとって大きな損失を招くリスクとなっています。たとえば、従業員同士でICカードを貸し借りした結果、第三者による不正アクセスが発覚したケースや、退職者のアカウントが適切に削除されず、情報漏洩につながった事例などが存在します。こうした問題の多くは、アクセス管理体制の不十分さが原因となっており、セキュリティ全体に深刻な影響を及ぼします。セキュリティを強化するためには、「誰が・いつ・どこにアクセスしたか」をリアルタイムで把握できるアクセス管理の仕組みが求められます。従来は、ICカードや暗証番号を用いたアクセス管理が一般的でしたが、これらは管理が煩雑であるうえに、設定ミスや誤操作といった人的要因によって、セキュリティ上の脆弱性が生じる恐れがあります。こうしたアクセス管理の不備は、サイバー攻撃の入り口となり得る重大なセキュリティリスクです。さらに、感染症対策の観点からも、非接触型のアクセス管理へのニーズが急速に高まっています。指紋認証やICカードリーダーは、接触を伴うことから衛生面での不安があり、とくに多くの従業員が共用する空間では、より安全かつ清潔なアクセス管理の手法が求められています。こうした背景のなかで、非接触かつ高精度な生体認証技術として静脈認証を活用したアクセス管理が注目を集めています。手のひらの静脈パターンを用いた静脈認証は、ほかの生体認証と比較して偽造が極めて困難であり、セキュリティレベルの高いアクセス管理を実現できます。また、非接触型のアクセス管理であることから、感染症対策としても有効であり、衛生面への不安を解消しつつ、オフィス内のセキュリティを高めることが可能です。静脈認証によるアクセス管理を導入することで、企業はより高度なセキュリティ体制を構築でき、物理的・情報的なリスクを大きく低減できます。
 
◎アクセス管理の課題を解決する静脈認証
静脈認証の最大の特長は、その高度なセキュリティ性能にあります。とくにアクセス管理において、外部からの模倣や複製が極めて困難であるという点が、ほかの認証手段と比べて大きなメリットです。指紋認証や顔認証など、一般的なアクセス管理手法は、画像の模倣や3Dモデルの作成によってセキュリティが脅かされるリスクが指摘されています。これに対して静脈認証は、人体内部の血管パターンを用いることで、視認や複製が極めて難しく、高度なセキュリティを確保できます。静脈は皮膚の下に存在し、しかも個人ごとに異なるため、アクセス管理における認証精度とセキュリティの信頼性が非常に高いのです。さらに、静脈内を血液が実際に流れていること、すなわち「生体であること」そのものがセキュリティ上の要素として認証に組み込まれているため、非生体によるなりすましは事実上不可能です。このような特性により、静脈認証は極めて高水準のセキュリティが求められる金融機関や医療機関などのアクセス管理において、非常に有効な手段とされています。静脈認証はその構造上、外傷や加齢といった外的要因の影響を受けにくく、安定したセキュリティを長期間維持できる点でも優れています。たとえば指紋認証の場合、傷や加齢による皮膚の変化が認証エラーを招くことがありますが、静脈認証はそのような影響を受けにくいため、長期的に安定したアクセス管理体制を構築するうえで信頼性の高い技術といえます。静脈認証にはいくつかの方式がありますが、とくに注目されているのが手のひら静脈認証です。手のひら静脈認証は、指静脈認証と比べて広範囲の血管パターンを取得できるため、偽造や誤認識のリスクをさらに低減します。指静脈認証が指の一部のパターンに依存しているのに対し、手のひら静脈認証ではより多くの情報を解析できるため、認証精度が飛躍的に向上し、アクセス管理におけるセキュリティの確保に大きく貢献します。また、手のひら静脈認証は、利用者にとっても操作が容易であるというメリットがあります。指静脈認証のように、指を正確な位置に合わせる必要がなく、手を自然にかざすだけで認証が完了します。この利便性の高さは、高頻度でのアクセス管理が求められる職場環境において非常に有用です。このように、手のひら静脈認証は、高精度な本人確認と高いセキュリティ性を両立させた技術として、企業のアクセス管理システムにおける強力な選択肢となっています。セキュリティの確保が企業活動において重要課題である現在、静脈認証の導入は、安全かつ効率的なアクセス管理体制の構築に向けた有効な一歩となります。
 
◎静脈認証によるアクセス管理がもたらす効果
静脈認証を用いたアクセス管理は、企業のセキュリティ体制を支える技術として、さまざまな現場で導入が進んでいます。なかでも、従業員の利便性を損なうことなく業務効率を高めながら、企業ガバナンスやコンプライアンス、さらには緊急時の対応力までも強化できる点が評価されています。まず、静脈認証によるアクセス管理は、これまでの物理鍵やICカードを用いた方式に内在していた従業員への負担を大きく軽減します。鍵の紛失、カードの貸し借りといった運用上の不安要素は、セキュリティレベルの低下だけでなく、従業員にとっての煩雑な管理業務や心理的な負担にもつながります。しかし、静脈認証によるアクセス管理では、本人確認の精度が飛躍的に高まり、第三者による不正な入室を効果的に防ぐことができます。このように高度なセキュリティが確保されることで、日常業務において従業員がスムーズに施設を利用できる環境が整い、入退室時の時間的ロスや運用負担が軽減されます。さらに、リアルタイムで取得される入退室データは、受付業務の簡素化や従業員の行動把握にも貢献します。たとえば、会議室の使用状況や在席情報をアクセス管理システムのログで確認することで、部署間の連携がスムーズになり、施設利用の最適化が可能となります。また、在席情報の把握によって、迅速な顧客対応が可能となり、サービス品質の向上にも好影響を与えます。人事・総務部門にとっても、こうしたアクセス管理の仕組みは非常に役立ちます。静脈認証で取得した正確なアクセス管理データを勤怠管理と連携させることで、勤務状況や在席の把握が可能になり、フレックスタイム制や時差出勤といった多様な働き方にも柔軟に対応できる体制が整います。これにより、企業としての働き方改革の推進にもつながり、効率的な就業環境の実現が期待できます。また、企業の法令遵守という観点からも、アクセス管理は欠かせない要素となっています。個人情報保護法や労働安全衛生法などにおいては、特定のエリアに対するアクセス制限と履歴の記録が求められており、適切なアクセス管理体制はコンプライアンスの維持に直結します。記録されたアクセス管理情報は、監査対応時の客観的な証拠となり、企業の説明責任を果たすうえでも有効な手段となります。さらに、災害や緊急事態における事業継続計画(BCP)の観点でも、アクセス管理は大きな機能を発揮します。施設内に誰が在席していたか、あるいはすでに退避したかを即座に把握できることは、従業員の安全確保に直結します。加えて、被災状況に応じたアクセス管理により、復旧作業や関係者の入退室を的確に管理することができ、混乱を最小限におさえつつ円滑な対応が可能となります。このように静脈認証を活用したアクセス管理は、セキュリティの強化に加えて、職場環境の改善、法令対応、柔軟な勤務体制の実現など、企業活動全体を支える役割を果たしています。技術の進化により、アクセス管理は高度化と多機能化が進んでおり、企業のセキュリティ強化や業務運用の安定に欠かせない存在となっています。
 
◎信頼性の高いアクセス管理が可能な静脈認証リーダーFE-700VE
FE-700は、手のひらの静脈パターンを読み取ることで個人を高精度に識別する静脈認証技術を採用しており、その認証精度は99.97%という非常に高い水準を誇ります。この高精度な認証により、アクセス管理の信頼を大幅に向上させ、不正アクセスのリスクを最小限におさえることが可能となっています。アクセス管理の運用においては、ユーザーの認証が迅速かつ確実に行われることが極めて重要です。FE-700VEは高速な認証処理を実現しており、利用者が手のひらをセンサーにかざすだけで、瞬時に認証が完了します。このスムーズな処理により、業務や施設運営の妨げとなることなく、高度なセキュリティを維持できます。また、FE-700VEは静脈認証に加え、顔認証およびICカード認証にも対応しており、複数の認証方式を組み合わせることで、柔軟かつ強固なアクセス管理体制を構築することが可能です。多彩な認証方法により、利用環境やセキュリティポリシーに応じた最適な設定が行える点も、本製品の大きな特長のひとつです。登録可能な静脈情報は最大1万件と、規模の大きな施設においても安定したアクセス管理を実現できます。本体は5インチのタッチスクリーンを搭載しており、視覚的にわかりやすく直感的な操作が可能です。ユーザーの操作負担を軽減し、日々のアクセス管理業務を円滑にサポートします。製品本体のサイズは211mm×100mm×26mmと非常にコンパクトで、壁面などにも容易に設置可能な省スペース設計です。このスタイリッシュかつ実用的な設計により、既存のインフラへも無理なく統合でき、導入コストおよび運用コストの削減にも貢献します。
 
◎FE-700VEを活用したアクセス管理の導入事例
高度化する情報漏洩リスクへの対応として、精度の高いアクセス管理と強固なセキュリティ体制の構築が不可欠となっています。静脈認証による高精度なアクセス管理は、なりすましや共連れといった不正アクセスを防止し、セキュリティの信頼性を大幅に向上させます。
 
⚪︎オフィスに静脈認証リーダーFE-700VEを導入
多数の個人情報や企業機密を取り扱うオフィスのセキュリティを高めるために、静脈認証リーダーFE-700VEを活用したアクセス管理が導入されました。とくに高いセキュリティが必要なサーバールームには、ICカード認証に加え、静脈認証を組み合わせた二重認証を構築することで、高精度かつ迅速なアクセス管理が実現できます。このセキュリティ対策により、迅速かつ信頼性の高いアクセス管理が可能となり、オフィス全体のセキュリティ体制が一層強化されました。
 
⚪︎医療機関に静脈認証リーダーFE-700VEを導入
医療機関では、患者や医療スタッフなど多くの人が日常的に出入りするため、とくに薬剤室のような重要エリアには、極めて高いレベルのアクセス管理とセキュリティが求められます。こうした課題に対応するため、非接触型の静脈認証リーダーFE-700VEを薬剤室のアクセス管理に導入しました。これにより、接触を伴わない認証で衛生面に配慮しつつ、不正な薬品の持ち出しを未然に防止することが可能となりました。医療機関全体のセキュリティ水準が向上し、アクセス管理における信頼性も大きく強化されました。
 
◎まとめ
静脈認証によるアクセス管理は、企業のセキュリティを強化するための非常に効果的な手段です。静脈認証は、従来のアクセス管理手法に比べてセキュリティ性能が各段に高く、アクセス管理システム全体の信頼性を大きく高めます。静脈認証を活用したアクセス管理の導入をご検討の際は、KJ TECH japanまでお問い合わせください。
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