入退室管理・顔認証・指紋認証・虹彩認証
世界トップ水準の品質と実績
KJTECH&KJTECH japanはOEM出荷を含め
世界50カ国80万台出荷の世界品質
KJTECH&KJTECH japanの製品は
ISO27001(ISMS認証)情報セキュリティに対応可能

総合セキュリティソリューションをリードする世界最高技術

特許・ISO関係 KJTECH本社取得米国特許

KJTECH&KJTECH japanは、高い技術力と高度なアルゴリズムを採用した製品やシステムで、さまざまなセキュリティ課題の解決に取り組んでいます。生体認証を用いたKJTECH&KJTECH japanの指紋認証は、超高速の指紋認証アルゴリズムを利用して、1秒未満のスピードで解錠できる高品質な認証機器です。指紋認証や顔認証、カードなどを用いる入退室管理システムの導入は、正確かつ迅速に人の流れを把握でき、より効率的な経営及び管理支援が実現します。高度な情報セキュリティで防犯性も高まり、鍵管理の手間や紛失といった問題を解決できます。世界50か国で利用されるKJTECH&KJTECH japan製品の導入実績はOEM出荷を含め80万台以上、日本向けプロジェクトにおいて培った技術で、国内でも積極的に導入が進んでいます。

BIOMETRIC

生体認証顔認証・指紋認証・虹彩認証

生体認証(顔認証・指紋認証・虹彩認証)はバイオメトリクスとも呼ばれ、他人と区別できる個人の身体の特徴を使って、入退室管理システムの鍵を解錠する認証技術です。顔認証とは、あらかじめ登録しておいたデータとカメラで読み取った顔が同じと判断されれば解錠されます。指紋認証は、スマートフォンやパソコンにも導入されており、親指や人差し指などをタッチして照合する認証方法です。静脈認証は、赤外線によって指先や手のひらの静脈パターンを読み取る生体認証です。虹彩認証とは、黒目(瞳孔)の周囲にある虹彩に刻まれたシワのパターンから本人確認する方法です。顔認証・指紋認証・虹彩認証は従来と異なり物理的な鍵を持ち歩く必要がないため、出し入れの手間がありません。よって必然的に鍵の紛失や返却忘れなどのトラブルが減り、新たな鍵作成の必要がないため経済的です。個人の身体のデータは他人が盗んだりコピーしたりするのも困難であるため、生体認証(顔認証・指紋認証・虹彩認証)のデータでなりすまして不正解錠される危険は極めて低くなっています。生体認証(顔認証・指紋認証・虹彩認証)で取り扱うデータは生涯大きく変わることのないデータであるため、ごく限られた権限の人間のみ設定変更できるようにするなど厳格な管理が必要です。KJTECH japanは、経営及び管理支援の効果につながる最先端の情報セキュリティシステムを構築しています。

BIOMETRIC
FACE

顔認証

顔認証は、認証機器に搭載されたカメラに顔を映した際に、映した顔と登録された顔が同一人物のものであるかを照合する技術です。顔の大きさや、目や口、鼻といったパーツが登録画像のデータと一致すれば解錠され、一致しなければエラーとなり解錠できません。自分の顔を鍵として利用できるため、他人による複製や盗難のリスクがない防犯性の高い生体認証です。事前に認証機器に顔のデータを登録しておけば、認証のたびにカードや物理鍵を持ち運んだり、鞄から取り出したりする手間を省けます。暗証番号と異なり暗記したり、番号を打つ際に周囲に人がいないかを注意したりするストレスもありません。顔を映すのみという手軽さから、子どもを抱えた方や荷物で手がふさがった方でも迅速に認証できます。顔認証はカメラ以外に特殊な認証機器が不要な点や非接触で認証できる安心感から、不特定多数が来店する店舗や施設などで広く導入されています。顔認証は、人の出入りを把握する入退室管理システムとの相性も高く、金融機関での本人確認手続きや空港のゲート、医療機関やオフィスのなど幅広い場で活用されています。複数人の顔を同時に読み取れる顔認証では、入室権限がないにも関わらず後ろについて不正に扉を通過する、共連れを防げます。認証と同時に体温測定が可能な顔認証や、マスクを着用したまま認証できるマスクモードを搭載した顔認証も存在します。近年は、立ち止まらずにカメラの前を通過するのみで認証できるウォークスルー顔認証の技術も開発されています。顔認証には、顔の情報を平面として読み取る2D認証と、立体的に読み取る3D認証があります。2D認証はビジュアル方式とも呼ばれ、3D認証はIR方式とも呼ばれます。顔の大きさや目や鼻などのパーツの位置関係を登録データと照らし合わせるのが2D認証で、赤外線センサーにより顔を読み取るのが3D認証です。赤外線センサーを用いる3D認証は、平面情報としてとらえる2D認証のように髪型やメイク、照明によって認証精度が左右されません。顔のデータを立体的にとらえるため、骨格の違いによる顔の凸凹までを読み取れます。近年の防犯性の高い顔認証では偽物の画像を使った不正解錠も困難なため、入退室管理システムに導入することで正確な人数把握が可能なり、高い情報セキュリティを実現できます。


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FINGERPRINT

指紋認証

指紋認証は人間の指にある指紋を利用した生体認証で、スマートフォンやパソコンなどにも導入されている技術です。指紋は人それぞれ異なるパターンを持ちます。指紋は隆線と呼ばれる盛り上がった部分からなり、隆線の切れ目や枝分かれ部分に違いが加わることで、三角州や袋小路などさまざまな模様が形成されます。指紋認証で行われる主な読み取り方式は、汗の性質を利用した静電容量方式です。静電容量方式の指紋センサーは、スマートフォンのホームボタンなどに搭載されています。指は常にかすかな汗をかいています。指紋センサーは電気を通す汗の特性に反応し、指紋の特徴を抽出します。指の汗に含まれる電解質の量が指紋内の凹凸に応じて変化し、センサーがその差を読み取ります。センサーの電極を使用して指紋内の電気量の差をデータとして登録し、指紋に一致する特徴点が複数あれば認証が成功します。複数の特徴点の間を横切る隆線の数をリレーションと呼び、リレーションの情報を使用することでより高い精度の指紋認証が可能です。指紋認証の仕組みには、光学式や超音波式があります。光学式は指紋に当てた光の反射を利用して認証する仕組みで、画面に触れて認証できるスマートフォンなどに搭載されている認証方法です。超音波式は、超音波の反射から得られるデータを利用します。超音波は皮膚の内部まで通れ、血流の読み取りが可能であるため、指に汚れや水気があっても本人確認ができる高精度な認証方法です。利便性の高さから入退室管理システムで多く活用されている指紋認証ですが、さらにセキュリティを向上させるためには、複数の指の登録や、暗証番号などと併用した運用があげられます。KJTECH&KJTECH japanの指紋認証とほかの認証方法と組み合わせて入退室管理システムを運用すると、容易に二重認証が実現できます。


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IRIS

虹彩認証

虹彩認証は、瞳の虹彩で本人確認をする認証技術です。人間の瞳の白目部分は強膜、黒目の中心部は瞳孔と呼ばれます。アイリスとも呼ばれる虹彩は、瞳孔周辺にあるドーナツ状の部分で、個人で異なる見た目をしています。目は、瞳孔の開き具合によって網膜に入る光量を調整する仕組みです。虹彩には虹彩筋と呼ばれる筋肉があり、瞳孔の開閉調整によりシワ状のパターンが刻まれます。虹彩認証は個人の虹彩コードを作成し、赤外線カメラの撮影で一致を照合する仕組みです。方法としては、赤外線カメラで虹彩を撮影し、まつ毛や瞳孔などを除いた虹彩部分のみを特定します。次に、特殊な計算式で画像をドーナツ形から長方形にし、縦と横に細かく分けた数値で個人の虹彩コードを作成します。入退室を虹彩認証で行う場合、個人の虹彩コードをデータ上の虹彩コードと照らし合わせ、一致した際のみ扉の解錠が可能です。虹彩認証は個人特定率が高く、1度登録すれば長期間使える認証方法です。複数ある生体認証のなかでも虹彩認証は、他人を誤って本人と認証してしまうFAR(他人受入率)が最も低くなっています。虹彩のパターンは、満2歳以降は変わらないため、成長の度に登録し直す手間がありません。虹彩のパターンは同一人物でも左右の目で異なり、一卵性双生児でも異なるため、なりすましを防止します。充血は白目の強膜で発生し、虹彩に影響しないため、充血や結膜炎でも虹彩認証は利用可能ですが、目の手術や怪我で虹彩部分の状態が変わると読みとれない場合があります。亡くなった人の目は、身体中の筋肉が弛緩し、虹彩の筋肉が緩むことで瞳孔が開くため、虹彩認証に利用できません。虹彩認証は赤外線の照射による撮影で、夜間や暗い場所でも撮影できますが、眼鏡の反射位置やサングラスの透過率、太陽光の映り込み具合によっては、エラーになる可能性があります。虹彩認証はテンキーのようにパスワードを覚える必要がなく、非接触で認証できます。医療機関や食品工場などのように手袋やマスク、防護服などをつけていても、目元さえ出ていれば非接触で利用可能です。眼鏡やコンタクト、防塵ゴーグルも透明であれば認証できるため、入退室のたびに外す手間がありません。カラーコンタクトの装着は、虹彩を覆い隠すため、認証は困難です。虹彩認証は、ICカードやパスワードのような認証方法と異なり、複製や盗難が非常に困難な安全性の高い技術です。よってオフィスの出入口や金融機関のATM、国際空港の入国審査、国民IDなどで導入されています。KJTECH&KJTECH japanのセキュリティシステムと虹彩認証を連動させると、情報漏洩事故の防止や入退室管理の効率化が実現します。

ACCESS CONTROL SYSTEM

入退室管理システム

入退室管理システムとは、部屋の出入口に設置された認証機器により人の出入りを記録・管理するシステムです。KJ TECH JAPANでは、入退室管理システムをもとにセキュリティ分野のアプリケーションシステムを統合管理できる、セキュリティ分野のSIシステム設計・構築を行なっています。暗証番号、ICカード、指紋認証や顔認証といった生体認証の認証機器を用いて、解錠や施錠の履歴から入退室を把握します。これらの方法を入退室管理システムに組み込み認証すると、客観的かつ正確に人の流れを確認できます。入退室管理システムでは、施解錠にあわせて自動で入退室が記録されるため、物理的な鍵を使った場合に起こりがちな台帳への記入ミスや不正申告の恐れがありません。リアルタイムで複数の部屋の入室状況を把握することも可能なため、警備員を各扉に配置するよりも低コストで建物の安全性を維持できます。勤怠管理システムやエレベーター、火災報知設備、警備システムなど連動可能なシステムも豊富なため、入退室管理システムとの組み合わせにより建物の防犯性や利便性をより高められます。KJTECH&KJTECH japanは、施設や従業員のセキュリティ業務の自動化、情報漏洩が防げる最先端システムを構築しています。

ACCESS CONTROL SYSTEM
INFORMATION SECURITY

ISO27001(ISMS)情報セキュリティ

ISO 27001とは、情報セキュリティマネジメントシステム (Information Security Management System, ISMS) を構築・運用するための国際的な規格のひとつです。ISMSを取得する理由として、重要情報の保護が重要な役割を果たします。入退室管理や企業戦略といった情報セキュリティのリスクを特定し、それらに対して適切なセキュリティ対策を講じることができるため、情報漏洩やサイバー攻撃などのリスクが軽減されます。なかでも入退室管理システムは、重要なセキュリティ対策のひとつとして扱われます。顔認証や指紋認証といった個人を判別し認証する機器と組み合わせることで、各部屋のアクセスを制御し、物理的かつ情報セキュリティを確保します。ISMS認証の取得は、企業に対する信頼性の向上につながるといえます。KJ TECH JAPANが開発・販売している製品は、ISMSに準拠したセキュリティソリューションを提供している、世界トップクラスの情報セキュリティシステムです。

GLOBALANTIPASSBACK

グローバルアンチパスバック

グローバルアンチパスバック(global anti pass back)は、共連れ対策として入退室管理システムに備わるアンチパスバック機能を、より大規模にしたシステムです。共連れとは、本来は認証した人しか通れない室内または室外へ、前の人に続いて不正に通過する事態を指します。部外者が内部の人に気づかれないように共連れで入室する場合や、内部の人の協力により侵入するケース、カード忘れなどで入室させてしまう場合があります。アンチパスバック(anti pass back)は特定の扉で入室記録がなければ退室が許可されない機能で、入室よりも退室時により強い制限を設けることで、共連れで入った不審者が外に出ることを防止する役割を果たします。侵入した者を外に出さないことで機密情報や機器の持ち出し、金品の盗難などを防ぎます。大型の公共施設や事業規模の大きな企業では、入退室管理システムと連動したエリア内に出入口が多数あります。グローバルアンチパスバック(global anti pass back)は、特定の扉で運用するアンチパスバック(anti pass back)に対し、同じグループに属する範囲であれば別々の扉でアンチパスバック(anti pass back)を運用できるシステムです。複数の出入口をひとつのグループとして設定することで、入室した扉とは別の扉から退出してもエラーにならずに退出できます。入退室管理システムでグローバルアンチパスバック(global anti pass back)を導入すると、施設内の通常の人の流れを妨げずに共連れの対策が可能です。グローバルアンチパスバック(global anti pass back)の導入方法には、ソフトウェア型とハードウェア型があり、ソフトウェア型ではコンピューターシステムと連携して履歴を確認できます。ハードウェア型は扉の近くに取り付けた認証機器に履歴を保存し、USBなどで取り出したデータをパソコンで閲覧することで入退室履歴を管理できます。KJ TECH JAPANは、防犯カメラや警備システムとの連動、セキュリティゲートの使用など総合的なセキュリティシステムの構築が可能です。

PRODUCT

製品情報

KJTECH&KJTECH japanは、防犯性に優れた指紋認証や顔認証の製品を数多く販売しております。指紋認証リーダーの認証速度は世界最速の0.1秒です。指の向きや状態を気にせずにすばやくロックを解除でき、成長に合わせて指紋の状態を自動で学習するアルゴリズムも用いられているため安心して利用できます。KJTECH&KJTECH japan製品の指紋の登録可能数は最大5万個、認証履歴の保存は最大50万件です。指の表皮より奥に存在する真皮まで認証できるMSIセンサーの利用で、汚れや濡れのある指でも確実に認証できます。ほかにも、ICカードやバーコード、QRコード認証に対応した製品や、小型で軽量の指紋スキャナーも取り揃えております。顔認証リーダーは、マスクをしたままでも1秒以下で認証が可能です。製品によっては同時に5人まで認証できるため、共連れによる不正侵入者を逃しません。温度センサーが搭載されている製品では、入退室と同時に体調不良者を迅速に発見できます。

CANPANY

会社案内

KJTECH japanが販売サポートしている製品は、韓国のセキュリティ企業KJTECHとKJTECH japanの日本向けプロジェクトで培った技術の結晶です。安全性の高さが評価されているKJTECHとKJTECH japan製品は、日本国内の上場企業様等の入退室管理や韓国の大統領官邸、国会議事堂、アメリカ・イギリス・ギリシャの政府機関・ドバイの施設など世界中の重要施設で利用されており、世界50カ国80万台以上の納入実績があります。KJTECとKJTECH japanではハイクオリティなアルゴリズムにもとづいた生体認証端末の開発や、アクセス制御システムの構築を行っています。カードや生体認証、HID製品による入退室管理システムの構築に加え、勤怠管理システムや飲料水管理システム、車両管理システム事業で企業などの活動をサポートしています。さらに映像監視システム、対テロ防止システム、侵入検知システムといったセキュリティシステムのほか、セキュリティゲート(フラッパーゲート)や自動ドアへの認証機の構築も行っています。

CANPANY
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WORK

導入事例

KJTECH&KJTECH japanの製品は、世界50カ国で広く使われています。日本国内でもオフィス、保育園、会員制ジムなど幅広い導入事例があります。たとえばオフィスでは、社員証のIDカードをKJTECH&KJTECH japanの指紋認証リーダーに変えることで鍵やカードの紛失トラブルがなくなり、認証スピードの向上に成功した事例があります。KJTECH&KJTECH japanの生体認証リーダーは入退室管理システムや勤怠管理システムにも使えるため、タイムカードの廃止や給料計算の効率化にも貢献しています。保育園への顔認証リーダーの導入では、子どもの送迎時にインターホンで名前を確認していた保育士の負担が軽減され、保護者による鍵の締め忘れも防止できるようになりました。24時間営業の会員制ジムでは、指紋認証リーダーに変更したことで受付を無人化でき、人件費削減や業務の効率化が実現しました。このように、KJTECH&KJTECH japanの製品はさまざまなシーンでセキュリティ向上や業務効率化に貢献しています。

COLUMN

コラム

正確な指紋認証と顔認証が可能な入退室管理システム

これまで、入退室管理の多くは人を配置したセキュリティ対策が一般的でした。しかし近年では、人手不足やコストの削減といった課題を抱える企業が多く存在しています。これらの課題を解決に導く入退室管理は、従業員の業務負担軽減にも有効です。セキュリティ対策に指紋認証や顔認証を用いた入退室管理が注目を集める昨今、正確な本人確認ができる認証リーダーが必要とされています。KJ TECH japanの入退室管理機器は、正確な入退室記録を残すだけでなく精度の高い本人確認が可能です。
 
◎入退室管理システムに求められること 
入退室管理を導入する1番の目的は、建物内の安全を守ることです。建物内の安全を守ることは、企業が管理する情報資産や働く従業員を守ることにもつながります。企業において適切なセキュリティ対策を施すことは、安心して働ける環境を整えられるだけではありません。社会的信用の構築にも役立つ入退室管理は、取り引き先からの信頼や顧客満足度の向上にも有効です。近年、デジタル機器やインターネットの普及により、情報セキュリティにおける入退室管理の重要性は高まりつつあります。デジタル機器内部の安全を守るソフト面だけでなく、ハード面である建物内の安全を守る入退室管理は想定されるトラブルの回避にも効果的です。多角的なセキュリティ対策を求められる昨今、正確な入退室管理ができるシステムの構築が重要視されています。セキュリティ対策に想定されるトラブルは、外部からの攻撃だけではありません。企業にとって重要な情報を安全に守るためには、内部の人間による不正入室にも対策が必要です。外部からの不正侵入や部外者立ち入り禁止エリアに不正入室するのを防ぐ入退室管理は、機密情報の漏洩やデータの改ざん、物品の盗難を防止します。従来より、人を配置した入退室管理が多く実施されていましたが、これは外部からの不正侵入防止を主な目的とした方法です。警備や受付によって建物内に出入りした人物の記録を正確に残す入退室管理業務を行い、建物内部のセキュリティ対策を実施します。しかし人間による入退室管理だけでは、セキュリティ性の高い管理ができているとはいえません。入退室記録の記帳や確認漏れ、なりすましによる正確な判断など入退室管理を行う警備側のスキルが必要となります。システムによって構築された入退室管理では、こういった人的ミスを回避できるだけでなく映像やデータによって正確な記録を残すことが可能です。入退室管理システムは業務負担を軽減し、想定されるトラブルを最小限に抑えるリスク回避に役立ちます。ほかにも警備コストの削減、勤怠管理の連携による業務効率化など、さまざまな場面に入退室管理システムは活用されています。
 
◎入退室管理に指紋認証や顔認証が適している理由 
入退室管理システムの構築を進める際には、本人確認にどのような方法を用いるかを検討する必要があります。過去には、暗証番号やICカードを用いた認証方法が主流でした。しかし、これらは暗証番号の漏洩やカードの紛失、盗難などのリスクを抱えており、セキュリティ性の高い入退室管理ができているとはいえません。こうした状況を回避するのに警備員を配置した入退室管理を併用するパターンも多くみられますが、警備コストが二重にかかる運用課題につながります。現在、セキュリティ対策の主流となっている指紋認証や顔認証は、こうした問題を回避するのに最適です。指紋認証や顔認証は身体的特徴を活用して本人確認を行うため、正確で安全性の高い認証方法といえます。身体の一部を用いて本人を確認する指紋認証や顔認証は、盗難や紛失の恐れがありません。個人が保有する鍵やICカードの管理も不要なため、忘れ物による対応も必然的になくなります。鍵の管理に手間のかからない指紋認証や顔認証は、業務における省力化にも有効です。個人による鍵の管理や知識として暗証番号を記憶する必要のないセキュリティ対策は、無駄を省いた入退室管理システムが構築できます。指紋認証や顔認証のように個人の特徴を活用した入退室管理システムは、なりましや共連れといった不正侵入を未然に防ぐ役割を果たします。指紋認証や顔認証は故意的な貸し借りができないため、内部不正の防止にも効果的です。精度の高い指紋認証は偽造コピーされた指紋データを正確に検出し、なりすましを通報します。複数人を同時に検出できる顔認証では、共連れによる人物の不正入室を許しません。指紋認証や顔認証によって不正が検出された場合には、即座に管理者へ通知されるため入退室管理への導入に有効です。指紋認証や顔認証を用いた入退室管理ではセキュリティ面の強化だけでなく、ほかのシステムを連携した活用方法もあります。入退室管理システムに従業員の勤怠管理システムを連携することで、本人による正確な出退勤記録が可能になります。不正な打刻や申告漏れを防止する入退室管理システムは、人事労務の業務負担軽減にもぴったりです。
 
◎指紋認証を用いた入退室管理システム
指紋認証は、年齢を重ねても形が変わることのないため、長期運用に向いている認証方法です。生体認証のなかでも比較的コストを抑えた導入が可能な指紋認証は、デジタル機器やシステムのログイン方法にも取り入れられています。古来より個人を特定する方法として扱われてきた指紋は、複雑な紋様の組み合わせによって構成されているため、他人と一致する確率がほぼありません。万が一、指紋が一致するような場合でも紋様の異なる部分を細部まで検出する技術が開発されています。これはリレーションと呼ばれる方法で、指紋認証の精度を高める技術です。リレーションによって指紋の細部まで読み取る指紋認証は、偽造された指紋によるデータの一致も防ぎます。現在ではこうしたなりすましを防ぐ方法として、指先の皮脂に反応する指紋認証が普及しています。指紋の形や線がもつ特徴、指先の皮脂によってデータを検出する指紋認証は、それぞれの条件が揃わなければ認証されません。過去には認証精度を不安視されていた指紋認証ですが、今では安全性のあるセキュリティ対策として入退室管理にも採用されています。さらに指紋認証をグレードアップした真皮認証は、正確性を高めるだけでなく利便性にも長けた方法です。皮膚の内側である真皮層には指紋と同様の形が存在するため、指紋が薄くなった状態の指でも指紋を読み込まないといったトラブルがありません。スムーズな認証ができる真皮認証は、幅広い年齢層が利用する入退室管理システムにも最適です。外部からの不正侵入対策や重要エリアの堅牢性を高める指紋認証は、金融機関や保険会社など多くの機密情報を扱う企業の入退室管理に多く活用されています。
 
◎入退室管理システムに適した顔認証 
世界中をみても全く同じ顔の人間が存在しないという特徴を活かした顔認証は、双子のようによく似た人物の識別も正確にできる認証方法です。顔認証が開発された当初は、顔のデータを平面的に読み取るものが多く存在していたため、セキュリティ面での安全性を疑問視されていました。今でも、平面的に顔データを読み取る顔認証は存在するものの、顔データを立体的に読み取る技術開発によって顔認証の精度は高まっています。立体的に顔データを読み取る顔認証は、目や鼻、口などの特徴となるパーツの位置を座標に組み込んだうえで事前登録されている顔データとの照合を行う仕組みです。これにより瞳の動きや自然な表情の動きまでをも読み取るため、なりすましによる変装や不自然な動画を用いた不正行為などでは正確に認証されません。顔データを正確に読み取る顔認証の多くは、AI技術を活用した認証方法が採用されています。ディープラーニングと呼ばれる深層学習によって、人間の視覚と同等の識別ができるAIは正確性の高い顔認証が可能です。膨大な量の顔データを学習したAIによって構築された顔認証は、眼鏡やマスクの着用といった顔周りの変化に左右されることがありません。同様にメイクや髪型の変化、帽子の着用においても正確な判断を下します。認証精度の高い顔認証は利便性にも長けているため、快適な入退室管理システムの構築に最適です。管理者側も顔データによって人が出入りした記録を確認できるので、顔と名前の一致に手間を要することがありません。顔認証によって認証データが記録できる入退室管理は、万が一のトラブルにも迅速な対応が可能です。入退室管理に顔認証を用いるメリットのひとつに、非接触で認証できることがあげられます。非接触で行える顔認証は、衛生管理を重視する医療現場や介護施設などの入退室管理にも役立ちます。
 
◎指紋認証や顔認証に対応した入退室管理リーダー
入退室管理に求められるセキュリティ対策を構築するうえで、大切なのは正確な本人確認が行える認証リーダー選びです。単に指紋認証や顔認証を導入するだけでは、安全性のある入退室管理システムは構築できません。入退室管理に精度の高い認証リーダーを選択することも大切ですが、自社が求めるレベルにあったシステム設計が行えるか確認しておくことも重要です。KJ TECH japanが提供する入退室管理システムの構築には、社内の回線を使用するためセキュリティ性のある柔軟なシステム設計が可能です。またそれぞれの製品は国際規格であるISMS認証にも準じており、安全性にも長けた製品を揃えています。入退室管理を構築する指紋認証リーダーのひとつに、KJ-3500Fがあります。指紋データの登録はひとつの指で3回行うため、指紋を読み取るセンサーパネルから多少指がずれたとしても正確な指紋認証が可能です。2,000個までの指紋をそれぞれ0.1秒で読み取るKJ-3500Fは認証精度が高いだけでなく、世界最速の指紋認証リーダーとして快適な入退室管理をサポートします。指紋認証リーダーであるKJ-3500Fの大きな特徴は、真皮認証のオプションが選択できる点です。入退室管理を利用する場面に応じて認証方法が選択できる指紋認証リーダーは、それぞれの企業がもつ特色にあわせた入退室管理を実現します。顔認証に対応したリーダーにはFE-400やFE-500、FE-600などがあります。コンパクト設計のFE-400はカラーバリエーションも豊富なため、場所に馴染んだ入退室管理システムの構築に最適です。搭載されているカメラは暗所での顔認証にも対応しているので、光の加減に影響を受けることがありません。FE-500はオフィスの入退室管理にも適したシンプルなデザインで、タッチパネル式の画面が搭載された認証リーダーです。顔認証に必要な顔データの登録や削除といった設定も直接画面から操作できるため、利便性にも長けています。洗練されたデザインが特徴のFE-600はFE-500と同様に、認証リーダー本体から設定操作が行える設計となっています。いずれもAIチップが搭載されており、なりすましやフェイク動画に惑わされることがありません。マスクや眼鏡の着用にも影響を受けることがないため、正確な顔認証を行います。顔認証の速度は1秒以下で行われるため、スムーズな入退室管理が構築可能です。
 
◎入退室管理システムに指紋認証や顔認証を導入した事例 
正確な指紋認証や顔認証に対応した認証リーダーは、建物内部の安全を守る入退室管理システムの構築に欠かせません。KJ TECH japanの認証リーダーは独自のシステム設計が可能なため、要望に応じた入退室管理を構築します。
 
○オフィスの入退室管理にFE-600の顔認証
オフィス内の安全を強化する入退室管理システムの構築に、FE-600を用いた顔認証を導入しました。感染症の予防にマスクを着用した状態でも正確な顔認証ができるFE-600は、認証のたびにマスクの着脱が不要なため手間を要しません。情報セキュリティ対策の一環として、顔認証を導入した入退室管理システムはセキュリティに対する従業員の意識向上にもつながりました。FE-600の顔認証を用いた入退室管理では、従業員の勤怠管理と連携したシステムの構築も可能なため、効率的な労務管理の体制づくりにも役立ちます。
 
○介護施設の見守りにKJ-3500Fの指紋認証
介護施設に通う利用者が誤って外に出てしまうのを防ぐため、KJ-3500Fの指紋認証を用いた入退室管理システムを構築しました。指紋認証によって出入口の施錠解錠が行われるので、利用者の徘徊防止には最適です。これまでも指紋認証のような身体の特徴を用いた方法で、入退室管理を構築したいと検討していましたが、認証精度への不安が拭えませんでした。しかしKJ-3500Fの指紋認証は高精度なだけでなく、真皮認証へのバージョンアップも可能であることから、スタッフのニーズを満たす製品として導入に至りました。指先の状態に左右されることなく指紋認証ができるKJ-3500は、スタッフの業務負担軽減にぴったりです。
 
◎まとめ
個人の身体的特徴を用いて本人確認を行う指紋認証や顔認証は、なりすましや偽造による不正侵入を防止します。指紋認証や顔認証を活用した入退室管理システムの構築に大切なのは、高精度で正確性のある認証リーダーを選択することです。認証精度の高い認証リーダーを導入した入退室管理システムは、セキュリティ強化に役立ちます。正確な指紋認証や顔認証を用いた入退室管理システムの構築を、ご検討の際にはKJ TECH japanまでお問い合わせください。
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